◆マネーフロー
◆グラフの見方
1.各ノード(サークル)の大きさは、その業種の相対的な騰落率(週初始値~週末終値)を表します。
ノードが大きいものほど相対的に騰落率が大きく、ノードが小さいものほど相対的に騰落率が小さくなります。
2.各ノードのレイアウトは、値動きによってクラスタリングしています。
ノードの距離が近い業種ほど、その週に似通った動きをしたことになります。
3.それぞれのエッジ(矢印)は、値動きの推定因果関係を表します。
これは一種の推定マネーフローと考えることができます。
4.その他留意事項
業種指標には本来は東証33業種を使うべきですが、グラフの煩雑さを回避するためにTOPIX17セクターインデックスを採用しています。
騰落率と推定マネーフローは必ずしも一致するものではありません。
◆国内市況まとめ(Bloombergより)
9月19日(火)
東京株式相場は続伸し、主要株価指数は2年ぶりの高値を更新。
米国の金利上昇や為替のドル高・円安が好感されたほか、早期の衆院解散見通しで安倍政権の基盤強化、経済政策重視への期待も広がった。
金融、輸出セクター中心に東証1部33業種は全て高い。
9月20日(水)
東京株式相場は小幅に3日続伸。
海外子会社の再編期待が広がったソフトバンクグループなど情報・通信株、基準地価の上昇を受けた不動産株が上げ、国内外の根強い政策期待から輸出、金融セクターの一角も堅調だった。
半面、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退した中で、医薬品やガス、食料品、陸運株などディフェンシブセクターは軟調。
9月21日(木)
東京株式相場は5カ月ぶりに4日続伸。
米国の連邦公開市場委員会(FOMC)が利上げ予測を維持し、米金利が上昇、為替はドル高・円安に振れ、企業業績の改善を見込む買いが入った。
銀行や自動車、原油価格の上昇から鉱業株が高く、出遅れ業種の不動産株の上げも目立った。
9月22日(金)
東京株式相場は5営業日ぶりに反落。
米国の制裁強化による北朝鮮情勢の緊迫、テクニカル指標からみた短期過熱を警戒する売りに押された。
鉄鉱石、金属市況の下落を受け鉄鋼や非鉄金属株が下げ、化学や繊維株など素材セクターが安い。米テクノロジー株安が響いた電機株も軟調。
◆所見
週明けから一気にリスクオンに傾きましたが、22日(金)には水爆発言で水を差された形になってしまいました。