◆はじめに
Hohetoです。
株式投資の運用資金が大台の1億円に突入しそうですので、これまでの道のりをエントリーとしてまとめました。
僕は、普段は運用を相棒のukiに丸投げして、全く別の会社運営を行っています。
数年前の話になりますが、
起業して数年が経ち、ようやく収入も安定した頃、僕は資金の運用方法を模索していました。
当時の僕は株式市場に関する本を読み漁り、「ウォール街で勝つ法則」という本を参考にして、メカニカルなバリュー投資を行っていました。
これは、PERなどの指標を元に、割安になっている株を機械的に買い付け、一定期間ごとにリバランスする、というものであり、
そうすることで統計的に見てもインデックスをアウトパフォームでき、かつ運用がカンタンという優れもので、
僕の心をガッチリ掴んだのでした。
しかし、アウトパフォームを期待できるとはいえ、せいぜい年間の利回りの期待値は10~20%程度。
生き急いでいた僕は「もっと効率よく資金を運用できないだろうか?」と常々考えていました。
転機が訪れたのは、2014年の年初。
仕事中に下記のスレを見た僕は、以前よりFXでテクニカル運用を目指していたukiに声をかけ、
日本株のトレードシステムをつくろうよ^^ と持ちかけたのでした。
時は経ち、2017年。
ここ3年間のukiの努力が実を結びはじめ、運用資金がようやく1億円の大台に突入しようとしています。
僕は改めて、これまでの2人が手探りで見つけてきた知見、
つまり僕の場合は起業や収益化や金融リテラシー、
ukiの場合はトレードシステムのアイデアや市場構造やAIなどの知見を公開していこうと思い、
ukiが更新していたブログ「システムトレードのススメ」を改め、
より幅広くお金に関する知識を扱うためのブログ、「これからの『お金』の話をしよう」を開設した次第でした。
技術的な話はukiに任せ、僕はもう少し一般的な話題を取り上げます。
特に、これから経済的な成功を目指す若者達の参考になればと思います。
本エントリーでは、手始めにこれまでを振り返り、
「億の金を作るために必要だったもの」をまとめてみました。
◆「億」の金を作るために必要だったもの
みなさんもよく知るあの人は、
「億の金を手にするには以下の3つのいずれかを注ぎ込む必要がある」と諭しています。
1)よほどの幸運
2)よほどの才能
3)あるいは人生何十年もの月日を費やしての労働
実際のところは、どうなのでしょうか?
結論から言うと、この3つは確かに必要でした。
ただし実際には、「3つのうちいずれか」でなく、必要だったのは3つのうち全てでした。
もう少し正確な表現をしましょう。
よほどの幸運なんて、確率が低すぎてあてにできません。
また、誰の目から見ても分かるような才能なんて通常持ち合わせていませんし、何十年も労働するなんて気の長い話です。
結局、各項目を少しずつ積み重ねるのが一番現実的かつ唯一の方法だった、ということです。
それぞれの項目について、僕たちの場合で見ていきましょう。
◆よほどの幸運
まず、運は必須だということ。
ただ、宝くじに当たるような幸運のことを指しているわけではありません。
後から考えたら、あのとき運がよかったな、と思えるようなことがたくさんありました。
僕の場合、これまでに以下のような幸運に巡り合えました。
・大学時代にプログラミングの講義に出会ったこと
これがきっかけで、後に起業を計画することができました。
・起業して低迷した時期に、収益化できる事業モデルに偶然出会ったこと
結果、事業収益が安定して報酬が増え、運用資金の準備ができました。
・近くにテクニカル運用に詳しいukiがいたこと
彼がいないとせいぜい利回り10~20%が関の山でしょう。
・資金の一部を貸してくれる人物がいたこと
借金は目標達成を大幅に縮めるために不可欠ですが、トレーディングに対してお金を貸してくれる人がどれだけいるでしょうか。
どうでしょうか?
振り返ってみれば、いろいろな幸運が繋がっており、これらが1つ欠けていても、現在の状態にたどり着けなかったでしょう。
本当に運がいいですね。
おそらくみなさんも、よくよく考えてみると既にこのような幸運に当たっているはずです。
それを活かせるかどうかが、重要なポイントになるでしょう。
◆よほどの才能
サッカーの才能や将棋の才能など、他人から賞賛を受けるような才能は必要ありませんでした。
ただ1つだけ、必要不可欠な才能があります。
それは「努力を継続できること」です。
イメージしやすいように例えるなら、「ある1つのことを3年間続けることができるか?」ということです。
それも、目に見えるような結果がなくとも、です。
企業勤めでハードな残業をこなしながら、空いた時間を見つけて分厚い本を読んだり、
Excelで過去の値動きをまとめて分析したり、
独学でR言語を身に着けて実装を繰り返したり。
それを、結果が出るまで地道に、地道に、何年もの間、繰り返す。
ukiは実際にそういう取り組み方をしており、僕はその姿を見ながらこう思っていました。
「あ、こいつ、絶対成功するな。」と。
平日は仕事が忙しくなかなか時間が取れないため、
ukiは貴重な休日の時間を無駄にしないために、休日の前には必ずその日のタイムスケジュールを事前に組んでいました。
このような努力を「才能」と呼ばずしてなんと呼ぶでしょうか。
おそらく、みなさんが見てもそう思うでしょう。
◆何十年もの月日を費やしての労働
最後に、ある程度の労働量も必要でした。
僕たちはまだ30代であり、社会に出てせいぜい10年と少々ですが、
僕の話をすると、僕は自他共に認めるハードワーカーで、
普段でも月400時間は働いていますし、忙しいときには月に500時間近く働きます。普通の人の2.5倍~3倍ですね。
ここ10年で、普通の人の25年分くらい働いたかもしれません。
ここまで働くのはどうかと思いますが、早い段階で1億円を目指そうと思うと必要になるでしょう。
時代に逆行するようですが、20代で成功の下地を作るためには、ハードな環境で長時間働くことは不可欠なのです。
それはなぜか?
それは、ムリをすることが自分のキャパシティを広げることに繋がるからです。筋トレと同じですね。
社蓄を推奨してんじゃねえよ、と思われるかもしれませんが、そうではありません。働くのは会社の中でなくとも、むしろ外のほうがいいのです。
僕は、残業するよりは副業することを強くオススメしています。
宗教戦争みたいになってしまうので、この話は広げずにここで終わりですが、
ハードワークで頑張っている人たちに伝えたいことは以下の2つです。
1)君の中では、成功のための土壌が確実に醸成していっているので、今は結果が出ずとも、間違っていないよ!
2)ただしそれでも、そこに花が咲くかは運次第だよ!前述の通り、運は必須だからね!
まあ、突き抜けようとするなら、頑張るしかないよ ってことですね。
自分はそんなに頑張れないな、って人は、僕はそれでいいと思います。
いきなり1億円とか目指してハードに働くよりも、プライベートを充実させつつゆっくりと時間をかけて資産形成をする、というほうが健全なようにも思います。
それでも、いくつかの本は読み、浪費を抑えてインデックスファンドなどに分散投資する、くらいの知識はつけたほうがよいとは思います。
◆20代の人に伝えたいこと
僕が一番言いたいのは、「努力は、絶対にすぐには報われない」ということです。
ビジネス書を1冊読み終えても、徹夜でハードな仕事をこなしても、だからといってすぐに目に見える変化なんて起きません。
しかし、それは「点」となって自分の中に蓄積され、醸成されていきます。
そのうち点と点が線で結びついて、線と線が結びついて面となることで、ようやく結果が現れてきます。
それには、少なくとも数年はかかるでしょう。
それは一般的には「ブレイクスルー」などと呼ばれます。
一度味わったことのある人なら、時間をかけて建設的に課題に取り組んでいけば必ず結果が出ることを経験的に知っています。
あるいは結果が出なくとも、そこで得た知識や経験が別の何かに活かされ、成功に結びつくことを知っています。
どのみち、結果が目に見えて出るまでは時間がかかります。
だから、目に見えなくても、花開くことを信じて努力を続けるしかないのです。
実際に、ukiのシステムが今の形となり結果が出るまで、3年以上、彼は地道に研究を続けています。
それと、「失敗を恐れない」ということ。
ここまでの道のりで、失敗がなかったかというと、もちろんそんなことはありません。
2016年初頭の中国ショックのとき、1千万円近く資金を溶かして半泣きになったukiを見ていますが、重要なのはそこから何を学ぶかだと思います。
そのときの教訓から、彼は「暴落相場の逆張りストラテジー」を作っていましたが、これは結局発動しないまま、別のシステムに運用が置き換わりました。
当然そのときの知見は、彼の中に蓄積されていますので、もしかしたら当ブログで紹介されることがあるかもしれません。
失敗は乗り越えればいいだけ、ということですね。
◆最後に
ぶち上げますが、ukiのシステムはシミュレーション上では、8000万円を1年間運用して1億2000万円のリターンを稼げる水準です。
(当然、ボラティリティはありますし、ここからマーケットインパクトや手数料などの各種コストが引かれて劣化しますし、リターンには税金もかかります。)
そうは言っても、そのうち市場構造の変化などで、今のシステムが役に立たなくなるときが来るでしょう。
最近のukiがAIの研究を進めていたのは、そのためのリスクヘッジです。
これからの運用成果は逐一ブログ上で報告していきます。
皆様の熱い応援を、ぜひよろしくお願いします。
◆余談 アイコンの話
アイコンは「聖杯と対峙する2人」です。Hohetoのセンスがキラリと光る一作。
◆余談2 4文字で略すなら
「これ金(これかね)」でお願いします。