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(旧 システムトレードのススメ)

【日本株】今週のマネーフローまとめ(171002~171006)

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◆マネーフロー

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◆グラフの見方

1.各ノード(サークル)の大きさは、その業種の相対的な騰落率(週初始値~週末終値)を表します。

ノードが大きいものほど相対的に騰落率が大きく、ノードが小さいものほど相対的に騰落率が小さくなります。

 

2.各ノードのレイアウトは、値動きによってクラスタリングしています。

ノードの距離が近い業種ほど、その週に似通った動きをしたことになります。

 

3.それぞれのエッジ(矢印)は、値動きの推定因果関係を表します。

これは一種の推定マネーフローと考えることができます。

 

4.その他留意事項
業種指標には本来は東証33業種を使うべきですが、グラフの煩雑さを回避するためにTOPIX17セクターインデックスを採用しています。

騰落率と推定マネーフローは必ずしも一致するものではありません。

 

◆国内市況まとめ(Bloombergより)

10月2日(月)

東京株式相場は、TOPIXが小幅に続落。

米国の個人消費支出(PCE)統計が低調で、米経済に対する楽観的な見方が後退したほか、テクニカル指標からみた過熱感が重しとなった。

銀行や海運、陸運、石油株が下げ、新車検査の不備で在庫販売を停止した日産自動車も安い。

 

10月3日(火)

東京株式相場は上昇し、主要株価指数は2年ぶりの高値を更新

米国の製造業統計が13年ぶりの高水準となり、世界景気の現状が楽観視されたほか、為替も円安方向で推移し、投資家心理が好転した。

電機など輸出株や非鉄金属など素材株、不動産や電力、医薬品など内需株も高い

 

10月4日(水)

東京株式相場は小幅続伸。

良好なデータが続く米国景気の先行きを楽観視する買いが優勢となった。

業種別では鉄鋼や非鉄金属など素材株、情報・通信や食料品、機械株も高い

半面、為替の円高推移は投資家心理面で重しとなったほか、海外原油市況の下落を受けた石油、鉱業株も安い。

 

10月5日(木)

東京株式相場は、TOPIXが小反落。

テクニカル指標からみた過熱感が残る中、良好な米国経済統計が続いているにもかかわらず、米金利や為替市場での円安の鈍さが嫌気された。

保険や銀行など金融株、電機や精密機器など輸出株の一角が安い。アサヒグループホールディングスを中心に食料品株は高く、一部報道をきっかけにクロマグロの完全養殖事業への期待が広がった水産株は急伸。

 

10月6日(金)

東京株式相場は上昇し、年初来高値を更新

良好な景気指標が続く米国経済の現状を楽観視する買いが優勢となり、為替のドル高・円安推移も好感された。

米長期金利の上昇を材料に保険、銀行など金融株が高く、輸送用機器や海運、非鉄金属株など景気敏感セクターも高い

 

◆所見

このところ北朝鮮がおとなしいため、徐々にリスクオンモードに転換してきたかもしれません。

内需・ディフェンシブから資金が逃げているような気がします。10月5日の市況のとおり、食品は少し異なる値動きをしているようです。

原油の下落を受けてエネ資源は安く、景気好転を見越してシクリカルの中でも特に鉄鋼非鉄が上昇しているようです。

 

今週のトレードはいまひとつでした。